購入して以来、遊ぶたびにMiyoo Mini Pulsに愛着が湧いてきた。しかし、スーパーファミコンカラーのカラフルなボタンがあまり好きではない。Miyoo Miniシリーズは、有志によって数多くのカスタムパーツが作られているので、ボタンを取り寄せて、自分好みにカスタマイズをしてみようと思う。
カスタムボタンの購入
今回はAliexpressのSakuraRetroModdingにて、Galaxy Black buttonsという細かいラメの入った黒いボタンを購入した。ボタンの種類は豊富なので、お好みのボタンが見つかるだろう。ちなみにMiyoo MiniとPulsのボタンパーツは共用だ。
購入時の価格は約2000円で、送料は無料。注文の翌日に発送されて、2週間ほどで手元に届いた。ボタンの作りはしっかりしており、質感も純正のボタンとも大差なく感じるほど。
MiyooMiniPulsの分解とボタンの交換手順
MIyooMiniPulsはゲームボーイと同じくシンプルな構造なので、初めてでも簡単に分解作業できるだろう。
必要な道具
- プラスドライバー
あると便利
- ピンセット
- スクレーバー(硬めのポイントカードやピックなどで代用可能)
まずは本体裏のネジを外してシェルを開く。
- 本体裏にある4本のねじを外す
- バッテリーを外す
- バッテリー下にある2本ねじを外す
バッテリーの接続されているケーブルは、白い根元の部分から引っ張れば取り外すことができる。狭くて掴みにくいので、爪が短いならピンセットをなどを使うといいだろう。
Miyoo Mini Pulsは、シェル同士が爪で引っかかっているので、ねじを外すだけでは簡単に開かない。溝に沿ってスクレーパーなどでなぞり、ある程度隙間を広げてから力を入れてあげればシェルを開きやすい。
シェルを開いたら、基盤の取り外しを行う。
- 基盤中央にある2本のねじを外す
- 左上のリボンケーブルを外す
- 電源ボタンと音量ボタンを外す
コネクタ部分の黒い縦長のパーツが、ケーブルを固定しているので、上に持ち上げてあげると固定が外れ、ケーブルを引き抜くことができる。電源ボタンと音量ボタンは紛失しやすいので、この時に外しておくことをオススメする。
基盤を外したらいよいよボタンの交換だ。構造はゲームボーイと非常に似ている。
- ラバーパーツを取り外す
- ボタンを取り外す
- 新しいボタンを入れる
ラバーパーツは丸い突起に差し込まれているだけなので、下から押し出せば簡単に取り外せる。ボタンには固定する溝や向きの指定もないので、表裏だけを確認して交換すればよい。交換が済んだら、これまでの逆の手順で元に戻していく。
戻す際に注意しておきたいのは、以下の点だ。
- 各種ボタンがちゃんとはまっているか
- 電源ボタンと音量ボタンの向きが合っているか
- リボンケーブルを取り付けた時に黒いパーツを戻したか
- バッテリーはケーブルが下側になっているか
ねじを絞め終わったら動作確認を行い、問題がなければ作業完了。今回のカスタム作業はとても簡単な部類にはいる。慣れていれば5分程度、慣れていなくても2,30分もあれば終わるだろう。
交換後の見た目に惚れ惚れ
ボタンを交換したMiyooMiniPulsは、手に持った時に思わずうっとりしてしまうほどに良いものだ。単純に真っ黒なフォルムが好きなのもあるが、カラフルなカラーよりもぎゅっと締まり、おもちゃ感が減ったように感じるのだ。これぞ至高のオタクブラックデバイス。
ボタンの押し心地は特に変わっていない。オリジナルのボタンと比べて、裏の面積が大きいので、むしろ安定感が増したようにも思う。
簡単な作業だけで、格段に見た目が格段に良くなってしまった。もうずっと見ていられる位に良いものだ。ゲームボーイカラーを真っ黒カスタムした時も、同じ感情が湧いていたような気がする。
ボタン4つで2000円というのは少し高めであり、海外通販に少し壁を感じるかもしれないが、作業も簡単なので、見た目にこだわりたいならぜひ挑戦してみてほしい。