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ゲームボーイブログ

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DVDが観れるゲームキューブ互換機

倉庫化していた物置を整理しようと色々と処分していたところ、当時使っていたMDプレイヤーなどの懐かしい電化製品がごろごろ。あの頃の電化製品はシルバー色が多い気がするなと思いながら片付けていると、大きな図体のヤツが現れた。

パナソニックから発売されていたゲームキューブ互換機をふりかえる。

パナソニック産のゲームキューブ

これがパナソニックが生産していたゲームキューブの互換機、Q SL-GC10。
ざっくり言うとDVDが観れるゲームキューブであり、それ以上でもそれ以下でもない。
同時期の据え置き機であるPS2が、標準でDVDを観ることができていたのでそれを意識したような商品だったのだろう。

付属のコントローラーと専用リモコンのどちらもグレーカラーで、シルバーカラーの本体と実にマッチしている。そして肝心の本体はゲーム機と言うよりも、オーディオや映像機のような立ち振る舞い。ぱっと身ではゲーム機には見えないかもしれない。

 

これは最大の欠点なのだが、ゲームキューブと比べると圧倒的にでかい。盾も横も一回りほど大きいので、あのコンパクトなキューブの良さは一切無い。
そしておまけに重い。ゲームキューブの倍くらい重いので、DVD再生機能の代償があまりに大きい。

キューブとは違った良さもある

しかしゲームキューブと圧倒的に違うのは背面の接続部分。映像機器としての側面もあるのでサブウーファーなど音響機器と接続ができる。環境を用意すればゲームキューブよりも臨場感のあるゲーム体験ができそうだ。

そして光る。コントローラー口なんてとてもクールではないか?こういう液晶を見ると、家電っぽさが強調されるね。

最大の目玉?限定コントローラー

正直、最大の目玉はこのグレーのコントローラーだろう。なんと中央にパナソニックのロゴがついているのだ。それ以外は普通のキューブコンだが、珍しいアイテムではある。

珍しいハードが欲しいコレクター以外には不要かも

単純にゲーム機として見ると、キューブに勝る部分は音響くらいしかない。ゲームモードへの切り替えが必要なせいもあり、起動のレスポンスもキューブの方が快適。スペースも取るし、耐久性も落ちているのでわざわざこれを選ぶ必要も無いだろう。
ゲームボーイプレイヤーも専用のものを用意しないといけないこともあり、わたしにはゲームキューブで十分だと感じた。

過去の据え置き機はテレビ一体型のように、家電メーカーからマイナーチェンジ版が出ることがあった。携帯機のように改良されていると言うよりは、ロマンの溢れるハードになっていることの方が多いように思う。

販売数も振るわなかったので市場の数が少ないため、レアハードになってしまっているので入手難易度は高いが、珍しい物に目のない方は検討してみてもいいのかもしれない。