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ゲームボーイブログ

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どんなクソゲーにもファンがいる

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クソゲー、その言葉通りクソみたいなゲームの事をまとめてそう言われている。ストーリーがクソだったり操作性やシステムがクソだったり。色々ひっくるめてクソゲー。対人ゲームで理不尽な負け方をするとクソゲーと言う時もあるけどね。

初めてクソだと思ったピノビィーの大冒険

子供の時はどんなゲームでもわりと楽しく遊べていたわたし。操作が楽しくてバンジョーとカズーイの大冒険のクルクルやまのふもとで1時間は遊べたほど。そんなわたしが初めて難色を示したのがピノビィーの大冒険だ。

唐突に訪れるバッドエンド

捕まったおじいさんを助けに行くというよくあるストーリー。ステータスを強化するアイテムや、倒さないと敵が強くなる金の敵を探しながらゴールを目指していく。
ハチのキャラと言うことで空中に浮いてダッシュができるなど独自の要素もあり、最初の内はわりと楽しく遊んでいたように思う。

だが操作性はそこまで良いものではなく、徐々にその楽しさは薄れていく。ステージ終わりに日記で進行状況やピノビィーの心情が描かれるのだが、ブラック企業に入社した人みたいになっていく。

プレイ開始から数時間、終わりは突然やってきた。今までサポートしてくれていた妖精が現れ、突如こちらを攻撃してきたのだ。その後ピノビィーが闇落ちしたようなムービーが流れてスタッフロール。突然のエンディングだった。子供ながらにこれで終わり?と呆気にとられたのを覚えている。

当然これはバッドエンド。サブイベントをちゃんとこなせば先に進めるのだが、どこのサブイベントを逃したかもよくわからない上に、やり直そうと思うほど楽しくなかった。そのためわたしのピノビィーの大冒険はそこで終了したのだった。つまらないゲーム、今でいうクソゲーの刻印を押して。

そんなゲームが好きな人もいる

そんなピノビィーの大冒険が会話で出るタイミングがあり、あのゲーム面白くなかったよなぁと話すと驚いた反応をする一人の友人。どうやらメチャクチャにハマって、大好きなゲームなのだそう。

その反応は、わたしの大好きなダージュオブケルベロスが、後から世間でクソゲー扱いされていたのを知った時の自分と同じ、驚きと落胆の混ざったような反応。

自分がつまらないと思っても、それを面白いと思って楽しんでいる人がいる。どんなゲームにもファンは必ずいるんだ。そう強く思った出来事だった。

それでもやっぱりクソはクソ

後日その友人にGBASPと共にピノビィーの大冒険をプレゼントすると、楽しくて1日でクリアしちゃった!と嬉しそうに話してくれた。

何でもかんでもクソゲーだと言うのはやめよう。こうやって楽しんでいる人がいる。自分が一番わかっていることじゃないか。

わたしも十数年ぶりにピノビィーの大冒険をやってみた。やはり妖精はわたしを攻撃する。