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はじめてのWizardry、RPGの元祖を体験するために地下迷宮へ潜る

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わたしにとっての初めてのRPGは、SFCの「ファイナルファンタジーⅣ」であり、先の人生でRPGを遊ぶ際の面白さの基準点となっている。あれからいくつものRPGを遊んできたが、「ウルティマ」や「ウィザードリィ」といったのRPGの先駆けとなったタイトルに挑戦したことはなかった。さあ今こそ原初を体験してみよう。



はじめてのWizardry


「Wizardry」シリーズを遊んだことがないとは言え、どういうゲームであるかは何となく知っている。なぜかWizフォロワー作品である「キングスフィールド」は過去にPSPで遊んだことがあり、最初の階層でわけもわからず骨にタコ殴りにされ、罠を踏んでは死体を量産して挫折したのを覚えている。

失礼ながら「Wizardry」には、3Dダンジョンををひとつひとつ方眼紙にマッピングしながら遊ぶ、 めんどくさくて 難しいゲーム、という印象が刷り込まれている。当時「世界樹の迷宮」が発売されたこともあり、手書きマッピングに触れる機会はあったものの、尻込みして結局手が出せなかったのだ。

そんな「Wizardry」の初代リマスターである「Wizardry: Proving Grounds of the Mad Overlord」が、5月に配信を開始したらしい。今手を出さなかったらこの先遊ぶことはない気がしたので、サマーセールのタイミングで購入。ペンと方眼ノートを片手に、地下迷宮に潜る時が来た。




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オートマッピングって便利

突然のカピパラにかわいいな〜とほっこりしているが、毒攻撃を喰らって焦る30秒前である



ゲームを開始後、まずはキャラメイクをするというのは知っていたのだが、今作はデフォルトの冒険者も用意されているようだ。パーティー編成もステータスの割り振りもよくわかっていないので、まずはデフォルトのパーティーで冒険を始めてみることにする。

設定も現代向けに調整されたリメイクや、昔さながらのオリジナルなど細かい調整ができるようなのだが、まずは様子見ということでリメイクモードで開始。どうやらオートマッピング機能があるらしい。方眼ノートは本棚へと帰っていった。


解毒手段がなく、冷や汗をかきながら来た道を戻ろうとしている様子



ゲームは思ったよりもスローテンポで進んでいく。戦闘では敵のアニメーションが毎回入るなど、テンポがそこまで良くないからだろうか。その分移動はスムーズだが、ここは地下迷宮だ。デュマピックでマップを確認しないと、道に迷う場面が多々あった。

戦闘を繰り返し、たまに罠の解除に失敗して死にかけたりしながらも、びっくりするくらい高額な店売りアイテムの購入と、レベルアップの為に何度も地上と地下を往復する。今まで遊んだRPGでは、ダンジョンに一度入れば基本的にクリアするまで外に出ることがなかったので、これが「Wizardry」か…としみじみ噛み締めながら探索を進めていく。

しかし今自分が遊んでいるのは、現代ナイズされているであろうリメイクモードだ。オリジナルやオールドスクールだともっと難しいのだろう。当時のゲーマーには頭があがらない。


成長しながら、マイペースにゆったりと地下を堪能する


何度も何度も往復を繰り返したおかげで、地下1階の道なりはに頭に染み付いてきた。パーティのレベルも5まであがり、1、2階の戦闘では苦労しないほどに成長しているる。自分自身も「Wizardry」のプレイスキルが上がってきているような気もしなくない。

あえて攻略情報を仕入れずに、毎日30分ほどまったりと地下を探索しているので進みは遅いが、自分もパーティも少しづつ成長しながらマップが少しづつ埋まっていく様は、なんともいえない楽しさがある。現代のスピーディな展開のゲームとは違い、1歩1歩着実に歩みを進めるゲーム性にハマりかけているのだろうか。

現在は地下3階を探索中。ワードナを倒すのはまだまだ先になるだろうが、この先何が起こるかわからない地下の冒険へ胸を膨らませながら、「Wizardry」の世界をかみしめていこうと思う。