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ゲームボーイブログ

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【GB】様々な合体でデビルを探すのがたのしい! / 真・女神転生デビルチルドレン 白の書

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本作は悪魔(デビル)の力を宿した子供、すなわちデビルチルドレン(以下、デビチル)が様々なデビルを仲間にしながら魔界を旅する育成RPG。過去にゲームボーイで発売した、黒の書と赤の書の流れを受けたゲームボーイ最後のデビチルシリーズの1作です。

発売時期的にもポケモンクリスタルに対抗したかのように感じますが、こちらはマイナーチェンジではなく完全な新作となっており、ストーリーも前作の数ヶ月後を舞台としています。そもそも前作の黒と赤も、バージョン違いとはいえ全然違うゲームなのですが。一部の設定が前作のネタバレになってしまうので、念の為前作のどちらかをプレイしておくといいかも。

デビルはかわいくも、メガテン要素を味わえる

メガテンでおなじみの交渉も、簡略化されています。


メガテンシリーズといえば、なんとも不気味なデザインの悪魔が多いですが、デビチルシリーズは全体的に可愛らしいデザインなのが特徴。当時の育成系RPGのキャラデザって、こう見ると全体的に似ている気がする。白の書は330種以上のデビルが存在しており、当時のポケモンよりも80種類以上も多く、今考えるとなかなかにすごいですよね!

合体でデビルを強化&発見


デビルを強くするには、レベル上げではなく合体をする必要があるのがデビチルならではのポイント。合体には新しいデビルができやすい種族合体と、デビルの能力が上がる純血・混血合体の違う合体方法があるので、様々な方法で合体をしていくのが楽しみの一つです。

前作では、合体方法がそれぞれのバージョンごとに分かれていましたが、どちらも試すことができるのは本作の大きな魅力でもあります。さらにゲームボーイカラーの赤外線を使った、赤外線合体なる追加要素もあるので、デビルを集め切るのは至難の技。

もちろん通信機能をしようしないと作れないデビルもいたり。当然ですが、わたしは一人で通信合体をするしかないのです。孤独のデビチルおじさん。

ゲームバランスは適度で楽しく魔界を旅できる


難易度はそこまで高くなく、適度にデビルを強化していけば問題なく進めるバランス。ボスは少々手強いですが、しっかりと回復を挟むのがコツです。状態変化系の呪文がなかなかボスに効かないので、わりと単調な殴り合いになりやすいのがすこし残念かも。

エンカウント率も前作から調整されており、ストレスはあまり感じません。エンカウント率を変化させるアイテムと魔法もありますが、効果歩数が30歩程度とあまりに短いので使い物にならないのをどうにかして欲しかった気もします。


クリア後には、パートナーデビルを入れ替えて探索できる場所が広がったり、今までのボスが仲間になるイベントがあったりと、遊び切るにはなかなかのボリューム。対戦施設にカジノもあるし、通信要素も盛りだくさんなので、長く遊べる1本です。

さすがはアトラスと言ったところでしょうか、全体的に見るとゲームボーイの育成RPGとしての完成度は高いのでオススメです。中古相場も大体ワンコイン程度とそんなに高くなく、手に取りやすいのも○。

当時わたしは、野球の試合を見に行ったらこのソフトが貰えるという謎のチラシを学校で貰い、球場まで試合を見に行ってこのソフトを手に入れたのですが、今考えるとかなり謎ですね。